無買日(Buy Nothing Day)

無買日(Buy Nothing Day)、日本では「無買デー」とも。

1年に1日だけ、何も(本当に必要なもの以外は)買わずに過ごしてみようという日です。1992年にカナダで始まり、現在35カ国の人々がこの運動に参加しています。無買日がこの日になったのは、感謝祭 (11月の第四木曜日)の翌日の金曜日はクリスマス用ショッピングの初日で、年間の売上が最も高くなる時期だからだそう。

と言っても、どこかの団体が大きなイベントを行うわけではありません。「100万人のキャンドルナイト」と同様に、行いたい人がそれぞれのスタイルに合った形で「モノを買うこと」について考え、過ごしてみようじゃないか、という日です。

経済的に豊かな国(世界の人口のおよそ2割)が8割の資源を消費していると言われています。日本に住んでいれば、間違いなくその2割なワケです。身の回りに溢れているモノ達はどうやって作られて、どうやって売られているのか、普段はほとんど意識していないのではないかと思います。モノはあって当たり前の状況を、ほんの少し立ち止まって、モノの背景まで思いめぐらせてみる。

‥‥などと大上段に構えなくても、

あ、ちょっといいかもと思うものに対して

「コレって本当にいる?すぐに飽きない?」

「支払う金額は妥当?」

「代わりになるものはない?」

と数秒、考えるだけでもいいのでは。

買い物は楽しいし、必要なものしか買わない生活だったら、きっと息苦しい。でもなんとなく嬉しい、楽しいと買ってきたモノ達が集まりすぎて「なんでこんなにゴチャゴチャしているんだー!すっきりしたい!」と叫んでゴミ袋を手に立ち上がるという生活はそろそろ変えたいなあとも思います。

私はこの無買日を知ってから、この日に限らず時々実施しています。本当に好き(だけど高価なもの)を買う為にちょっといいモノを我慢できるようになり、様々なモノの在庫をチェックして整理できたり、リメイクやリサイクルをしようという気にもなるしで、割と気に入っています。

【日本での無買日】

2010年11月27日(土)

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